ねこフェアのはじまり

(Atelier3)

『猫思考』の写真を担当した寺田さんは、『ねこ』というご自身のzineを置いてもらうため、小さな本屋さんを廻っているところでした。

大阪、京都、神戸をまわり、次は奈良。奈良の個人書店といえば、とほんさんかな、ということになり、家が近く、もともと店主さんと顔馴染みだった私もご一緒させていただきました。

お店に向かう道々で、「いつかとほんさんで、猫のイベントとかできたらいいね、小さな規模でも。」など話しつつ。

とほんさんは気前よくねこzineを置いて下さって、「置いてある様子の写真とか撮らなくてもいいですか?」と奥さん。色々とお話も広がり、「いつか猫のイベントとかできたらな、って話してたんですよ〜」と言ってみたことが全ての始まりでした。

「あ、じゃあ、ここ使いはったら?」

と、奥さんが指さされた一角は、企画棚として様々な作家さんが作品展やグッズ販売をされているスペースでした。

「わ!いいですね〜。いつかできたら嬉しいです。」と盛り上がる私たちに

「いつにします?真夏は暑すぎるか……9月はどうですか?」と奥さん。

「!」

という、ナカムラクニオさん的な速度で、ねこフェアの日程がその場で決まったのでした。

その後も、隣接の展示スペースをお借りして寺田さんの写真展を開催すること、向かいの町家で1日だけのマーケットをすることなどが、自然な流れで次々決まっていきました。

「ナカムラさんをお呼びして猫思考のワークショップをして頂くというのはどうかな?」という案も、ナカムラさんが関西に来られるイベントに何度か足を運び、直接お声掛けして快諾をいただき、実現することになりました。

そこから、『猫思考』の出版元であるホーム社さんのつながりで、猫本屋の店主さんとの対談もどうですか、とご提案いただき、〝ねこまつり〟は、予想以上に盛りだくさんの日になりました。


(寺田)

Atelier3さんのご紹介でzineをお取り扱い頂いた上、猫イベントまでご快諾くださったとほんさん。

ずっと行ってみたかったとほんさんは想像以上に素敵な本屋さんでした。

そして、郡山の町に懐かしいような、帰省したかのような感覚に。ステキな町だなあとしみじみ。

とほんさんからの帰り道、このままでは帰れない!と二人でカフェに入り、どんなイベントが良いかな?とたくさん話をしました。

猫といえば!二人の頭には同じ人物が浮かんでいました。

Neko standerdさん!

「9月にとほんさんで猫イベントやりませんか?」の問いかけに

「やる!!!」と即答(笑)


ここから3人でどんなイベントにしようか?

マーケットはどなたに出店して頂こうか?とミーティングを重ね、出店者の方にお声がけをしていきました。

「ひそやかに ねことねこ周辺を愛でる」

というキーワードが私たちの共通の思いです。

この思いを共感していただけそうな方たちにお声がけをし、とてものほほんとしたねこ愛に溢れる場所ができました。

ミニねこフェアの予定がナカムラクニオさん、ホーム社さん、安村さんのご参加により、ねこフェアに昇格、思いがけず、より楽しいイベントとなりました。


予算を組んだビジネスではなく、ただ単純な「やってみたい!」という気持ちだけで動いている私たちにとって、関わる人とのつながりが安心できるものであることが何よりありがたく、これからもいちばん大事にしたい部分です。

居心地よく、気兼ねなく、身の丈に合った規模で、また次回も「ひそやかに ねことねこ周辺を愛でる」なにかを企てたいと思っています。


ねこフェア実行委員会 寺田和代、Atelier3、NekoStandard 2018.9.24